バラエティ番組『ヨソで言わんとい亭 ~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~』(テレビ東京系)に、元グラビアアイドルにして漫画家のあさの☆ひかりが出演。グラビア業界の裏で行われる枕営業について暴露した。
あさのによると、芸能事務所には枕営業担当のアイドルが在籍し、テレビ業界関係者との酒席でホテルにお持ち帰りされることが頻繁にあるという。さらに、あさの自身も「月に200万でしたね」と持ちかけられた愛人契約金の最高額を明かした。
昔から、芸能界には枕営業が存在すると言われているが、業界関係者でない限り、それが真実かどうかを確かめることは困難。なぜなら、基本的にこのような話をすることは御法度とされているからだ。
しかし、近年、枕営業について言及する女性芸能人は後を絶たない。そんなタブーを破った女性芸能人を紹介する。
■杉原杏璃
グラビアアイドルの杉原杏璃は、7月、ニュースサイト・日刊ゲンダイのインタビューで、「枕営業の話は聞いたこともあるけど、それで“上“に行った人は聞いたことがない」と枕営業の存在を暗に認めている。さらに、「グラビアはある程度、エロの対象だから、(枕営業の誘いは)挨拶」と語り、「私が結婚を逃したら相手してください」とかわし方についても触れている。ちなみに、グラビア女子会では業界関係者からのお誘いメールで盛り上がることもあるそうだ。
■伊藤れいこ
2013年に放送された『有吉反省会』(日本テレビ系)で、グラビアアイドルの伊藤れいこが「枕営業しているアイドルなんていっぱいいるけど、私はしてない」と発言し、物議を醸した。また、司会の有吉弘行に「プロデューサーにご飯を誘われたらどうする?」と質問されると、「マネージャーに相談する」と回答。共演者のバカリズムから「彼女、ヤってるね」とつっこまれた。この放送が影響したのかは不明だが、2010年には日テレジェニックにまで輝くほどの逸材であったはずの伊藤は、現在ほぼ芸能活動を行っていないようだ。
■眞鍋かをり
6月に歌手の吉井和哉と結婚し、現在、産休中の眞鍋かをりも、業界に枕営業があることを暴露したうちの1人だ。
2010年、眞鍋は旧所属事務所アヴィラとの契約の有無をめぐる裁判を起こす。眞鍋は契約無効を求めたが、アヴィラは3億円の損害賠償請求をするなど裁判は泥沼化した。その最中、眞鍋が裁判所に提出した書面の中で、「マネージャーから、牧野昌哉氏(アヴィラの事実上のオーナー)と関係を持つことで番組に出演できたタレントがいると頻繁に聞かされた」、「(枕営業で)もし妊娠した場合は中絶しろ」などと事務所側から指示されていたと指摘した。また、この裁判は約2年に及んだ末、和解で決着を迎えた。
■佐藤聖羅
5月に放送された『ブラマヨとゆかいな仲間たちアツアツっ!』(テレビ朝日系)に元SKE48でグラビアアイドルの佐藤聖羅が出演。番組内で性接待について調査されると、「(男性に誘われたことがあるものの)枕営業は本当にしたことがない、してない」と告白。部屋の前まで連れて行かれたが、理由をつけて断り、ギリギリ未遂に終わったことを告白した。
■岡本夏生
90年代バブル期にハイレグ女王として大ブレイクした岡本夏生。コメンテーターを務める番組『5時に夢中!』(TOKYO MX系)で枕営業について度々、コメントをしている。
2014年5月の放送では、「この身体一つで、枕営業もしながら2億ですから」と自身の体験を踏まえつつ暴露。また同年9月には「私は枕営業の女王です」と認め、テクニックについても赤裸々に語っている。
さらに2015年4月には、芸能界であまり有名ではない女性芸能人たちの多くが、水商売などの夜の仕事で稼ぐことを強いられているという現状を語った上で、スポンサー(愛人契約を結んだパトロン)の存在についても指摘。特に、芸能界で活躍していないにも関わらず高級住宅街などに住んでいる女性について、持論を展開した。
以上、5人のコメントを総括すると枕営業は実在するということになる......。業界に根づく、この悪しき風習がなくなる日は果たして来るのだろうか?